西安旅行記その5(餃子宴)
そんなわけで遅くなりましたが西安名物の餃子宴の話。
西安の名物料理は餃子なんだそうです。
この話も長いよ~(^∀^)
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わしはかなり餃子好きです。
一番美味いのは、実家の手作り餃子で、これは揚げ餃子。
最高に(゚д゚)ウマー です。
小学生のころの日記に42個食った記録があります。<馬鹿?
でも、もう3年ぐらい「油モノは父の健康によくない」という理由で封印されています。
すごく寂しいですな。うまいのに…。
実家がそうなので、わしは餃子で一番好きなのは揚げ餃子ですけど、
揚げ餃子ってあんまり日本のお店では無いよね。
ほとんど焼き餃子の店ばかりでしょう。
西安はさぞかしいろいろな種類の餃子を食べさせてくれるだろうと
期待していたんです。
だがしかし、通常の食事にはほとんど出てきませんでした。
西安での餃子は「おかず」ではなく「メイン」なんだそうです。
餃子を食べる時はいろんな餃子をメインとして食べるんだそうです。
なので、通常の食事には出ずに、「餃子宴」というのがあるんです。
その名の通り、餃子の宴(うたげ)です(≧▽≦)ウヒー
3日目の夕食が餃子宴でした。
西安で有名な徳髪長(とくはつちょう)という専門店です。
いつもの回転丸テーブルの上に前菜が数皿。
それをつまみながら餃子を待ちます。
どんな風に出てくるのかな~?と楽しみにしていると、
前菜をほとんど食べ終わった頃に出てきました!
大皿に載せて丸テーブルの上に、どん!
まずは、オーソドックスに
1.焼き餃子
です。
「あれ? ちょい待て、一人1個ですか?
あまりにも少なく無いですか?」
…と、思ったのもつかの間、
次から次にがんがん出てきます。
その勢い、まるでわんこそばです。
つまり1種類につき一人1個ですが種類が多いのです。
ちなみに、2番目からぜんぶ蒸し餃子で、
2.野菜餃子
3.マッシュルーム餃子(マッシュルーム味&形)
4.トマト餃子(ちょっと赤い)
5.クワイ餃子(クワイ味(゚д゚)ウマー)
6.白菜餃子(しゃきしゃき)
7.アヒル餃子(形もアヒル、肉もアヒル?)
形がそれぞれ全部違うのが楽しいです。
カワに色がついてるのあるしね。
でも 口に放り込むと同時に、次から次に皿が出てきます。
8.豚肉餃子
9.魚餃子
10.野菜餃子その2
11.ニワトリ餃子(黄色香辛料がキツイ)
と蒸し餃子が続き、次に、
12.甘い餃子(ほとんどパイ 冷たいお菓子な感じ)
ってのが出てきまして、「ありゃりゃもう終わり?デザートかな?」
って思ったら、なんのなんの、また蒸し餃子、
13.マッシュルーム餃子その2(赤い目の魚のカタチ)
が出てきました。
「終わってないのか、でも蒸し餃子ばっかりだなあ」って思ってたら、次が、
14.水餃子(日本で食べる水餃子と同じ味 これだけ一人2個)
この辺で、同じテーブルでも「もう食べられない~」って人がちらほら。
でも餃子は止まりません。
15.エビ餃子(カワは緑色)
16.豚肉餃子その2
17.クルミ餃子(クルミ味&形)
と続きました。
テーブルの上にいくつか餃子が残っているこの状態に、とどめの
18.真珠餃子(1cm角の通称 真珠餃子。スープに入れる)
ってのが出てきました。
これは、テーブルの真ん中で轟々火をたいて鍋のスープをたぎらせ、
そこに真珠餃子(別に真珠が入ってるわけではなく真珠のように小さい)を投入し、
しばらくしてからオタマで適当にすくって椀に注ぐというもので、
人によって椀の中に入る真珠餃子の数が違います。
なんか、椀に入った真珠餃子の数で幸せを占うんだそうです。
わしは平均的に2個でした。多い人で3個らしい。
ツアー客の中に0個の人がいてかわいそうでした(´・ω・`)
で、これで餃子宴終了。
18種類19個の餃子を食べるわけで、けっこうお腹ふくれます。
わしは欲張って、人の水餃子まで食べたので、21個ぐらいいただきました。
気になったのは、ほぼ全部蒸し餃子で、焼きは1種類、
揚げは一つもなかったこと。
これは何故かというと、
西安では餃子というのは蒸し餃子か水餃子が常識だからだそうです。
焼いたり揚げたりは、
前日余った餃子を翌朝とかに食べる時の調理法なんだそうで。
まあ、鍋の翌日のオジヤみたいなもんで、邪道らしい。
ということで本場中国で美味い焼き餃子・揚げ餃子を
食べる夢はかないませんでした。
(でも餃子宴で食べた餃子はどれも普通に美味しかったヨ!)
あ、そうそう、この餃子宴はちょうど大晦日の日だったんですが、
西安では、日本の年越しそばの様に、餃子を食べる風習があるそうで、
だからこの日が餃子宴だった模様です。
旅行社の粋な計らいですな。
みなさんも、西安へ行ったらこの餃子宴、ぜひお試し下さい(^∀^)
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