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2004.08.26

実体験!オレオレ詐欺の手口その2

そんなわけでオレオレ詐欺の手口大公開その2です。
 ※まずは「その1」をお読みくださいね。


さあ、最初の詐欺師「警察官(刑事?)役の本城」との通話が終わり、次に詐欺師「被害者役の山中」との通話です。
山中からの電話は、本城からの電話の後、1分もせずかかってきました。
もちろん「ヒツウチ」です。


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◆2本目の電話 被害者役:山中

わし 「はい、鈴木です」

山中 「……もしもし」

 ※暗く沈み、怒りを押し殺したような声です。背後では病院の院内放送のような音がかすかに聞こえます。

わし 「(うわ~、こえ~~。とりあえず謝らにゃあ…) あの、このたびは…」

山中 「はい、警察の方からお電話するように言われてかけたんですが…」

わし 「すみませんでした!ホントにすんません!(ノД`) あの、えと、息子です。 今回はあの、ホントにホントにすみません。父の不注意でこんな…」

 ※いかに謝罪して良いものかわからず、とにかくすみませんしか言えません。

山中 「……はい。……はい。……警察からのお話ですと仮示談をと…?」

 ※ゆっくり、一言一言噛みしめるような口ぶりです。

わし 「はい。あの示談を…」

山中 「…先ほど妻が意識を取り戻しまして。私は刑事告訴するつもりだったんですが、妻が言うんです(--) 『向こうも悪気があった訳じゃないんだからあんまり責めないであげてね』って」

わし 「……はい。…はい。・゚・(ノД`)・゚・。。」

 ※もう申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙があふれてくるわし。

山中 「妻は妊娠してたんです。その妻が『責めないで』って…」

わし 「うう、すんません。・゚・(ノД`)・゚・。 ホントにすんません。・゚・(ノД`)・゚・。」

 ※もう、わし号泣。泣きながら声にならない声で詫びます。

山中 「…示談となりますと、さしあたっては病院の費用になると思うんです…」

わし 「(そらそーですな。病院の費用を払うだけで母子ともに助かるなら家族総出で払うよ。・゚・(ノД`)・゚・。) …はい、そうですね。・゚・(ノД`)・゚・。 」

山中 「費用のお話をしても良いですか?」

わし 「…はい」

山中 「…病院の先生に聞いたところでは、緊急での帝王切開になるので、入院が1ヶ月になるんだそうです。入院費が1日13,000円かかるので39万円です。 …それから妻は靱帯損傷もしているらしいので、その治療費とリハビリで150万だそうです。 …それから病院の先生にアドバイスされたのですが、こういった交通事故の場合、後遺症が出る可能性があるので入院補償費を預かった方がいいらしいんです。 …これが200万です。 1ヶ月入院してみて、もし何か後遺症が出ればその200万の中から治療費に充てるそうです。 1ヶ月で何も出なければ200万はお返しします。 とりあえず入院はそれだけです」

わし 「…はい。 (このご主人も怪我してたはずだけど、この人の治療費も別途かかるんだよなあ。 金額聞いた方がいいのかな。 ていうか、支払いはするけど、すぐに払えないんだから仮示談ってのを早くしたいんだけど、どうするのかな…? まず今いる病院を聞かなきゃいけないのかな…?)

山中 「合計で…」

わし 「…389万ですね」

山中 「どうですか。いくらぐらい用意できそうですか?」

わし 「(ええ!? 今すぐ用意しろって言ってんの!?) …え、今すぐですか?」

山中 「はい」

わし 「あの、私が家計を預かってないので、すぐには…」

山中 「…そうですよね。うちもどうしてこんな事故に遭ってしまったのか…」

わし 「(。・゚・(ノД`)・゚・。 えとえと、自分だけでお金いくら用意できるっけ!? 貯金崩して、消費者金融にキャッシングしても389万も用意できねえよ! キイロイノ売るにしても時間がないよ~~。 おかん、はよ帰ってきてくれよ~~。・゚・(ノД`)・゚・。 うち全体でいくら貯金あるんや~~) …はい(つД`)」

山中 「…妻も初めての子供で喜んでたんです。実は…うちのは2回…流産を重ねていて……初めての……。・゚・(ノД`)・゚・。 初めて出来た子で……(つД`)(つД`)(つД`)」

 ※語りながら泣き出す山中

わし 「(流産した上での子かよΣ(@ ̄□ ̄@;)!! すんませんすんません。・゚・(ノД`)・゚・。」

 ※負けずに泣くわし。わしの知人に生まれてすぐの子供を亡くした親がいて一緒に泣いたことがあるので、その悲しさを思い出しました

山中 「(つД`)」

 ※そのとき、電話の向こうで山中に近づく何者かの声。電話口から山中が離れて何か話してる。しばらくして戻ってくる山中。

山中 「…妻の手術が始まるようです。示談の件は保留してください(つД`)」

わし 「(まずい!もう時間切れだ。示談とか全然まとまってないし、このままでは現場検証も終わって書類が作成されて検察庁に提出されておとんは刑事告訴されてしまう!)
 …はい」

山中 「…とにかく子供が先決です(つД`) すみませんが手術の成功を(つД`)、妻の無事を(つД`) 子供の無事を祈っていてください…。・゚・(ノД`)・゚・。 」

わし 「…はい(つД`) 祈ってます。祈ってます(つД`)(つД`) (祈って助かるんだったらいくらでも祈るよ!)」

山中 「…それでは失礼します。・゚・(ノД`)・゚・。」

わし 「…はい」

 ※電話切れる。結局示談交渉はできませんでした。わかったのはとりあえずの治療費の金額と、子供が3度目でようやく生まれそうだった子だったという事実。高まるプレッシャー。

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これが2本目の電話です。時間にして10分ぐらい話していたと思います。
山中の声は30~35ぐらいの声に聞こえました。
怒りを押し殺した声色から、だんだん妻を心配して泣き出す演技は素晴らしかったです。
申し訳なさと、その演技につられて、わしも泣きましたし。

この2本目の電話の中で、ようやく具体的な金額が出てきました。
ただ今すぐ払えとはっきりいうわけではありません。
あくまでもこちらに、今すぐ払う必要がありそうだと、悟らせるような話の展開でした。

電話の向こうでは、本城の時の警察無線同様、院内放送のような音声が流れていました。
山中の声の響き方も病院内の廊下の公衆電話って感じでした。
まあ、冷静に考えると公衆電話からの電話は「コウシュウ」と表示されるはずなので、おかしいんですけどね。

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さあ次回は、警官役の本城とお金の振り込みの話となります。
いよいよ詐欺もクライマックスです。

まて次号!

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