交通安全教室での恐怖映画
先のオレオレ詐欺で、父が人身事故を起こしたとニセ警官から聞かされた時思い出したのは、高校の時に交通安全教室で観た短編映画の内容でした。
小・中学校、高校、どこでも毎年、交通安全教室というのがありますよね。
体育館とか講堂とかに全校生徒集められて、地区の警察署から来たお巡りさんの話を聞くやつ。
たまに短編映画(8ミリとか16ミリ)が上映されたりします。
映画の中身は、交通事故はどうやって起こるかとか、人形を車で跳ね飛ばすとか、事故現場の写真の羅列とか、他愛もないモノの事が多いです。
そんなにあとあとまで心に響くようなモノはありません。
しかし、わしが高校の時に見た映画は違いました。
時間は短いんですけど、強烈に印象に残ってるその映画の内容。
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ちゃんと普通のドラマ風にストーリーがあります。
平凡な若い夫婦がいます。これが主人公。
主人公の旦那さんが会社帰りに、いねむり運転か何かで人身事故を起こします。
被害者はその事故が原因で植物人間になってしまいます。
主人公夫妻は病院に日参してお見舞いします。
しかし、被害者は意識を取り戻すことはなく、主人公は被害者の家族から激しく罵倒されます。
慰謝料や被害者の入院費のことで主人公夫妻は追いつめられていきます。
次第に、主人公夫妻の仲もギクシャクしてきます。
病院に行けば罵倒され、泣いて暮らす毎日。
夫婦げんかも絶えません。
そして、ある日、主人公の旦那さんが出先から帰ると、主人公の奥さんは首をつって自殺していました。
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……というストーリー。
衝撃でしたな。
さすが、高校の交通教室は違うなあ!人身事故は怖ええ~、と同級生と話したのを鮮明に覚えています。
人を巻き込んだ事故って、謝罪してもしきれるものではなく、加害者の家庭までも不幸になる救いようのないモノだと学びました。
まあ、そんなわけで、先のニセ警官の電話には心底驚いたわけですな。
すわ、家族崩壊の危機だ!と慌てたわけで。
もうね、何度も思うけど、詐欺で良かったよ、ホント。
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コメント
たった今、貴殿と全く同じやり口の
おれおれ詐欺の未遂事件がTVで紹介されてました
その方はとっさに録音ボタンを押したそうで
そのあまりの同じやり口にTVを見ながら
大笑いしてしまいました(^^; 不謹慎・・・
そのお父さんは食い下がって食い下がって
最後は「交通刑務所に行って貰いますから」と
捨て台詞を吐かれてましたよ
いやぁ、このHPを拝見していたので
リアルすぎてびっくりです
投稿: くーぱー | 2004.09.17 18:18
>>くーぱーさん
情報ありがとうございます。
「ニュースの森」のサイトで映像を見ることが出来ました。
あのお父さんは非常に冷静ですね~。
騙されたわしは感心してしまいました。
ニセ警官の声は若かったですが、あんな感じの流ちょうなしゃべりだったなあといやな汗をかきました(^^;)
投稿: 純水@管理人 | 2004.09.19 01:36