■前田有一の超映画批評
そんなわけで一昨年から実にお世話になっている映画紹介サイト「超映画批評」です。
ここはコンセプトが素晴らしいです。
私の職業(映画批評家)の最も重要な役割は、映画業界の活性化です。このサイトでは、マーケットのボリュームゾーンである「年に数回程度鑑賞する」お客さんにターゲットを絞った情報提供を行い、彼らにあと数回劇場に足を運んでいただく事を目的としています。「映画を観る予定はなかったけれど、このページを読んで興味を持った作品を観に行ったら面白かった」と感じていただける事が理想です。
ということで、「一般客」が観て面白いかどうかを判断基準にして映画を紹介してくれるんですね。
100点満点で点数もつきますし、その週末に公開される映画を紹介してくれるの大変参考になります。
「今週のオススメ」「今週のダメダメ」など、イチオシがわかりやすいのも便利です。
ある程度レビューを読んでから観たい場合も、重大なネタバレは無いから安心です。
週末観る映画を決める時に便利な優良サイトですよ(o^∇^o)ノ
特に、知らない映画が「今週のオススメ」になっていたときにはレビューを軽く読むようにするといいですね。
知らなかった面白い映画に出会える可能性が高いです。
昨年はオススメされていた「下妻物語」(85点)や「海猿」(75点)や「SAW」(90点)を観に行きました。
実際に面白い映画ばかりで、掘り出し物の映画に出会えてとても感謝しています。
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で・す・が……(-_-)
低めの点数の映画はあんまりわしの感覚と合わないんですな。
まずなんと言っても、「CASSHERN」(15点)ね。
これはヒドイっす。
わしが昨年観た映画で最高に好きだったあのCASSHERNがけちょんけちょん。
レビューの内容も納得できたり出来なかったり。
CASSHERNは評価がはっきり二分した映画でしたから仕方ないかもしれないんだけどね。
前田氏は否定派、わしは超肯定派なのです。
それから、昨年物議を醸し出した怪作「デビルマン」(2点)。
これもヒドイ。
わしは普通に興味を持って観に行きましたが、そこまでコテンパに書かれるほどのヒドイ映画じゃなかったですよ?
いや、確かに良くできた映画ってわけじゃあないですけど、そこまで揚げ足取りしなくても良いんじゃないかと。
なんか、悪し様に書きすぎって感じなんですよね。
文章力あるんだし、もうちょっと書きようがあるんじゃないかしら。
特にデビルマンに関してはインターネット全体がネガティブキャンペーンを張ってるような感じで気持ち悪かったですね。
いくつかのサイトで、実際に観てもいないのに「超映画批評で過去最低点の「2点」をとったダメ映画」みたいに笑われてネタにされているのをみかけて哀しくなりましたよ。
観てもいないのに「見下す」のはダサイっす。
イジメカコワルイ。
他にも、主人公の強い愛にじーんと感動して大好きな映画「ヴィレッジ」が30点です。
レビューもなんだか納得いかないし。
地味だけどいい恋愛映画なのに~~!!
そんな感じで、わしの好みに偏りがあるのかもしれませんが、超映画批評で低点数であってもわしには楽しめる映画がいっぱいあるので、低い点数についてはあまり信用していないことにしています。
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そんなことがあるもんですから、最近は映画を観る前に超映画批評のレビューは読まないことにしてます。
「今週のオススメ」がついてるかどうかをチェックするか点数を確認するだけにしておいて、実際に映画を観てからレビューを読むんですね。
その方が自分の感覚を信用できるので。
で、久しぶりに大きく驚いたのが今回観た「コンスタンティン」ですよ(´・ω・`)
わしは本気で面白くなくて、「こりゃあ超映画批評でも20点ぐらいなんじゃないか??」と思ったぐらいのツマラナイ映画だったのに、意外な高得点を獲得してます。
なんか、CASSHERN(15点)のショックを思い出しましたな。
超映画批評のレビューが「一般受け」を基準にしているとすれば、わしの感覚はかなり世間ズレしてるって事になるわけで(´・ω・`)ショボーン
オマケに、コンスタンティンのネットでの評判を検索するとそんなに悪くない評価が多いし…。
みんな面白かったって書いてるし…。
そーかいそーかい、世間的にはこんな映画が面白くて、CASSHERNはだめなのかよう…。
くそう。
わしの感想なんてあてにならないのかよヽ(`Д´)ノウワーン…と思うことしきりなのです。
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そんなわけで、超映画批評がいかに優れた映画紹介サイトであっても、わし個人とは感想が違います。
それと同じで、ネット上に溢れる「感想」はどれも「アナタの感想」とは違うはずですから、アナタも余計なノイズ(わしの感想とか)に惑わされずに映画を楽しんでくださいね。
本当は、映画でも本でも音楽でも、そして「ニュース」でもそうですね。
アタリマエのことですが、「他人は他人、自分は自分」で情報を処理していこうじゃありませんか(o^∇^o)ノ
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